ホンダウェルカムプラザ青山にて「第19回 カフェカブミーティング in 青山」が開催された。初日となる24日は、個性的な『スーパーカブ』が計234台集まり、遠く宮崎県から3日間かけて参加した猛者も現れるなど、多くの参加者で賑わいをみせた。
カフェカブミーティングは、1997年から毎年開催されているスーパーカブのファンミーティング。30台ほどからスタートしたイベントだが、最も多い時には400台を超える参加者が集まったという。3年前からは、近隣への影響を考慮し事前エントリー制に。今年は参加台数が多いため土日2日間で開催される。
会場では、28日開幕の東京モーターショー2015に出展される『EVカブ コンセプト』と『スーパーカブ コンセプト』のデザインを手がけた本田技術研究所 二輪R&Dセンターデザイン開発室の渡邊徳丸氏によるトークショーも行われた。
渡邊氏は「スーパーカブは創業者の本田宗一郎をはじめ諸先輩方が心血を注いで造り、そして皆様に支持されて築き上げたホンダの財産。皆様が作り上げた価値を我々も引き継いで、将来に向けつなげていきたい」とスーパーカブのデザイナーとして決意を述べたほか、渡邊氏とスーパーカブの出会いや過去に手がけた作品のエピソード、モーターショーに展示される2台の開発秘話などが語られた。
様々なコンテンツが催された本イベントだが、本田技研工業 広報部 二輪広報ブロック主任の高山正之氏は、「オーナー同士がワイワイと語り合ってもらうことが最大の目的で、手作り感のあるイベント」と話す。毎年このイベントを楽しみにしているメンバーもいるようで、「リーマンショックの後、F1を含めホンダは多くの活動を停止したが、このイベントは続けることができた。オーナーの中には、毎年何かしらのアップデートを施してずっと参加している方もいて、毎年恒例の行事となっている」(高山氏)という。
コンテストでは人気投票やじゃんけん大会も開かれ、イベント終了後も、愛車を前にオーナー同士が談笑するなど終始アットホームな雰囲気に包まれた。
第19回カフェカブミーティングin青山は、明日25日も開かれる。