【WEC 第6戦】打倒ポルシェ、アウディスポーツ代表「富士で初優勝かざりたい」

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11日、富士スピードウェイで決勝となる世界耐久選手権(WEC)第6戦「富士6時間レース」。第3戦のルマン24時間レース以降、ポルシェに後塵を拝するアウディだが、決勝に向けチーム代表のウォルフガング・ウルリッヒ氏は「富士で初優勝を飾りたい。年間タイトルも諦めていない」と鼻息は荒い。

ウルリッヒ氏はこれまでのWEC諸戦を振り返り、「今年はルマン前の2戦で優勝し、良いスタートを切ることが出来た。冬の間、チームが準備してきたことが実った結果だ。ルマンに向け新バージョンのマシンを仕上げ、完成度は非常に高かったのだが、トラブルに見舞われポルシェに優勝を許してしまった。ルマンはご存知のように獲得ポイントが2倍だから、これを逃したのは大きかった」とコメント。「だからこそ、以後は果敢にアタックを続けてきた」。

続くニュルブルクリンク、米オースティンでも苦戦を強いられる。「オースティンは本来相性が良いはずだが、パフォーマンスを発揮出来なかった」(同氏)。

10日におこなわれた予選では、アンドレ・ロッテラーらの7号車が1分23秒82で3番手、ロイック・デュバルら8号車が1分23秒45で4番手に。ワンツーはポルシェに譲った。が、2位との差はわずか0.011秒。「良い週末を過ごせるよう、プッシュするのみ」と意気込む。

LMPプロジェクト代表をつとめるクリス・レインケ氏は『R18 e-トロン』の仕上がりついて「富士はストレートが長いのが特徴。マシンの設定は富士に合わせ前後のバランスを変えており、良い仕上がり。テスト、予選とまずまずの結果も出ていて、ドライバーの評価も高い」と自信を見せる。

一方で、11日は雨の予報も。レインケ氏は「ウェットコンディションのシミュレーションはできている。どのチームもウェットでのテストはできていないはずだから、完全なイコールコンディションだ。だからこそ腕の見せ所でもある。我々は幸せなことに、素晴らしいドライバーに恵まれている。良い結果が出せると信じている」と語った。

《宮崎壮人》

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