フォルクスワーゲンが排出ガス規制を不正に逃れる目的で、違法なソフトウェアを装着していた問題。この問題を受けて、同社の米国法人は、該当車種の販売を停止した。
これは、フォルクスワーゲンの米国公式サイトが明らかにしているもの。9月18日の問題発覚以降、2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」搭載車が公式サイトから消え、販売が停止されたことを伝えている。
違法なソフトウェアが装着されていたのは、フォルクスワーゲン『ジェッタ』、『ザ・ビートル』、『ゴルフ』、『パサート』の「2.0TDI」搭載の各車。アウディ『A3』まで含めると、米国で販売されたおよそ48万2000台が該当する。
現在、フォルクスワーゲンの該当4車種は、米国ではガソリン車のみが販売されている状態。ただし、ジェッタはハイブリッド、ゴルフはEVも選択可能。
欧州以外の世界主要市場では、フォルクスワーゲンは米国市場へのディーゼル導入に積極的な姿勢を見せてきた。なお、今後の販売再開の見通しは、現時点では立っていない。