JR西日本、『瑞風』車両デザインを決定…シングルルームも設置

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今回発表された『瑞風』専用車両の先頭部のイメージ。2014年に発表された概略デザインから若干変更されており、丸型ライトが追加されたほか屋根上の形状が変わっている。
  • 今回発表された『瑞風』専用車両の先頭部のイメージ。2014年に発表された概略デザインから若干変更されており、丸型ライトが追加されたほか屋根上の形状が変わっている。
  • 『瑞風』専用車両の全10両の側面イメージ。「瑞風グリーン」を基本に金色のエンブレムとラインを加える。
  • 全10両の車内配置図。
  • 客室はスイート・ツイン・シングルの3種類が用意される。画像はツイン(ベッド収納時)のイメージ。
  • 客室はスイート・ツイン・シングルの3種類が用意される。画像はツイン(ベッド使用時)のイメージ。
  • 客室はスイート・ツイン・シングルの3種類が用意される。画像はシングルのイメージ。
  • スイートは1室で1両まるまる使う。エントランスとバルコニー、リビング・ダイニング、寝室、バスルームで構成される。
  • スイートのバスルームはバスタブ付き。鉄道車両の車内とは思えない広さだ。
JR西日本は9月16日、クルージング・トレイン『TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライト・エクスプレス みずかぜ)』の車両デザインが決まったと発表した。客室は「スイート」「ツイン」のほか、多用なニーズに対応するため「シングル」も設ける。

10両編成の『瑞風』専用車両は2014年5月、愛称決定に先立ちデザインの概略が発表されていたが、細部も含めた内外装のデザインや設備が今回発表された。デザインのコンセプトは「ノスタルジック・モダン」。車体の色は、臨時寝台特急『トワイライトエクスプレス』(今年3月運行終了)の伝統を受け継いだ「瑞風グリーン」を基本とし、金色のエンブレムとラインを加える。

編成両端の展望車(1・10号車)は、「空まで望むことができる開放的な展望室」を設置。天井まで回り込んだ大型曲線ガラス窓を設ける。先頭部は展望デッキと5本のラインで構成される流線型とし、丸目のヘッドライトや「往年のボンネット型を彷彿(ほうふつ)とさせる」運転室を配置して懐かしさを演出するという。

車内は「アールデコ調をベースに、沿線の魅力をちりばめ」た内装にする。客室は「ツイン」「シングル」「スイート」の3種類を用意。中国地方5県の県産材を使ったドアや、沿線の伝統工芸品をあつらえる。客室の配置は列車の左右両側を見られるようにし、さらに開閉窓も設けて「沿線の風」を感じられるようにする。

ツインとシングルは2~4・8・9号車に設置。このうち2・3・8・9号車はツインを各3室、4号車はユニバーサル・デザインに対応したツイン1室とシングル2室を設ける。大型窓を設けるとともに、列車の左右両側を眺望できるようにする。ベッドは収納式を採用して昼間のリビングスペースを確保する。

最上級の客室となるスイートは、7号車に1室だけ設置。エントランスやプライベートバルコニー、リビング・ダイニング、寝室、バスタブ付きのバスルームを設ける。

食堂車(6号車)はオープンキッチンを設け、「車内調理のライブ感とともに、大きな窓を流れる美しい車窓を眺めながら、食の匠による料理」を楽しめるようにする。ラウンジカー(5号車)は木を多用したデザインでまとめ、バーカウンターや立礼の茶の卓、ブティックスペースを設ける。

『瑞風』は2017年春の運行開始を予定。JR西日本は「列車コンセプト『美しい日本をホテルが走る』にふさわしい車両でみなさまをお待ちしています」としている。
《草町義和》

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