気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。2015年9月15日付 ●新日鉄住金へ和解金300億円、技術盗用韓国ポスコ協議(読売・1面)●高速2車線→4車線容易へ拡幅第三者委が判断へ、常磐道など検討(読売・8面)●エコカー市場欧州勢PHVで攻勢(読売・8面)●中国経済停滞続く固定資産投資、15年ぶり低水準(読売・9面)●消費税還付導入困難に、きょう税制協議、与党内、強い反発(産経・1面)●全日空のスター・ウォーズ機「R2-D2」がお迎え(産経・10面)●東証・名証 東芝株、特設注意指定に、違約金計1億円も請求(東京・7面)●アボット豪首相辞任、党首選で敗北、後任にターンブル氏(日経・1面)●任天堂社長に君島常務「カリスマの次」は銀行出身。トロイカ体制へ(日経・3面)●ドイツで国際自動車ショー(日経・8面)ひとくちコメント先週、フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンが、主力車『ゴルフ』の「プラグインハイブリッド車(PHV)」を国内でも発売したこともあるが、欧州車メーカーが相次いで家庭用電源で充電できるPHVを日本市場に投入するという。朝日や産経などに次いで、きょうも読売が「欧州勢PHVで攻勢、ゴルフなどHVに対抗」などと、経済面のトップ記事で報じている。クリーンディーゼルエンジンの記事も同様だが、最近のエコカー新車情報は、欧州勢のエコカーの話題が際立っている。それも各紙とも取り上げるパターンはほぼ同じ。国内メーカーの多くがハイブリッド車(HV)に力を入れていることからも、そのHVが大きなシェアを占める日本市場を引き合いに出して、ディーゼルやPHVが「次世代の環境対応車(エコカー)として普及するか注目される」(読売)との見方をしている点だ。そんな中、ドイツでは2年に1度のフランクフルト国際自動車ショーが9月17日から一般公開される。きょうの日経によると「欧州の厳しい環境規制が本格化するなか、ホスト役の欧州勢を中心にPHVなどエコカーの出展が増える。インターネットとつながる車や自動運転車も注目だ」と伝えている。今回のショーでは世界初公開の車が210モデルにのぼることも興味深い。