三菱大夕張鉄道保存会、9月に南大夕張駅跡でイベント…往年の塗色を再現した客車も

鉄道 企業動向
「汽車フェスタ2015」の案内。今回の注目は往年の塗色が再現されたナハフ1だ。
  • 「汽車フェスタ2015」の案内。今回の注目は往年の塗色が再現されたナハフ1だ。

1987年に廃止された三菱石炭鉱業大夕張線(大夕張鉄道)の終点・南大夕張駅跡地(北海道夕張市)を中心に保存活動を展開している三菱大夕張鉄道保存会は、9月5・6日に南大夕張駅跡で「汽車フェスタ2015」を開催する。

会場の南大夕張駅跡には、ラッセル式除雪車のキ1、客車のスハニ6・オハ1・ナハフ1、石炭車のセキ1・2、軌道モーターカー、軌道自転車が保存されているが、今回のイベントを契機に、ナハフ1に昭和30年代の塗色を再現。6月から8月にかけて車体をブドウ色に再塗装した上で、窓下に白帯を付け、その中に三菱グループの象徴であるスリーダイヤモンドマークを描いた。側面の車体表記も書き直されたという。

9月5日は前夜祭として保存車両の夜間ライトアップを、9月6日はモーターカーの走行、鉄道模型の運転、大夕張線の駅名板やサボ、入場券をあしらったキーホルダーやDVD「惜別!三菱石炭鉱業鉄道」といったオリジナルグッズの販売などが行われる。また、1967年から1985年まで美唄や夕張で運行され、現在は三菱鉱業バス保存会の手により維持されている三菱鉱業バス(最終運行時は美鉄バス)のふそうMAR470も展示される。

開催時間は、9月5日が18時から19時まで、9月6日が10時から15時まで。会場となる南大夕張駅跡地は新さっぽろ駅前や清水沢駅前方面から出ている夕鉄バスで南部バス停下車。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集