「ダンロップモーターサイクルコーポレーション」(住友ゴムグループの二輪車用タイヤ販売会社)は8月9日、バイクユーザーを対象にした「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を全国6か所で一斉に実施した。
開催場所は次の通り。箱根・十国峠レストハウス(静岡県函南町)、あ・ら・伊達な道の駅(宮城県大崎市)、道の駅 桜の郷 荘川(岐阜県高山市)、瑞穂の里・さらびき(京都府京丹波町)、道の駅 風の家(岡山県真庭市)、道の駅 ゆふいん(大分県由布市)。
目的はタイヤに起因する事故の未然防止で、対象はダンロップユーザーだけに限らない。スタッフがバイクユーザーに声をかけ、了承した人全員のバイクのタイヤを無料でチェック。残溝をはじめタイヤ表面の損傷、摩耗度合いなどを調べた。
今回点検したのは6か所で564台。そのうち、タイヤの整備不良は70台で、約8台に1台(約12.4%)の割合で確認された。
「私も昔バイクに乗っていまして、販売部門にいた頃はバイクで販売店を回っていました。六甲山にも走りに行きましたよ」と言うのは、箱根・十国峠で点検活動に参加した住友ゴム工業の山本悟 取締役常務執行役員。
「こうした点検活動を通じて、ユーザーにタイヤがいかに重要かということを知っていただきたい」というのが、山本氏の願い。
「四輪・二輪を問わず、そしてダンロップユーザーであるかないかなど問題にせず、(タイヤの安全点検が重要であることを)多くの人に伝えていきたいと考えています」と、こうした活動を今後も継続的に続けていく方針だ。