フランスの自動車大手、プジョーが4月、上海モーターショー15で初公開した『308 Rハイブリッド』。この500hpの高性能コンセプトカーが、市販される可能性が出てきた。
308 Rハイブリッドは、プジョーの主力Cセグメント車、『308』のハッチバックに、高性能なプラグインハイブリッドパワートレインを搭載したコンセプトカー。「小型ハッチバックから、スーパーカーのスリルを」、をテーマに、プジョースポールが開発を担当した。
PHVパワートレインのエンジンは、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「THP」。最大出力270hpを発生する。モーターは2個。前後に、それぞれ最大出力115hpのモーターを配置し、4輪を駆動する4WDとなる。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は500hp、74.4kgmと非常に強力。
トランスミッションは、6速パドルシフト。動力性能は、0-100km/h加速が4秒、最高速が250km/h(リミッター作動)の実力。それでいて、CO2排出量70kg/kmと、優れた環境性能を備える。
6月29日、プジョーブランドのマキシム・ピカットCEOは、自身のTwitterに308 Rハイブリッドのテスト車両の画像を掲載。「間もなく始動」と紹介した。
また、同CEOは、「PSAプジョーシトロエンのカルロス・タバレスCEOが、308 Rハイブリッドのパフォーマンスを満喫した」とツイート。車体に擬装を施したテスト車両の姿からは、同車が市販に向けて動き出した可能性もある。