日産『ジューク』をベースに、『GT-R』のパワートレインを移植し、欧州で少量が限定生産された『ジューク-R』。同車の進化形が、間もなく登場する。
これは6月12日、欧州日産が明らかにしたもの。「6月25日に開幕するグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、『ジューク-R NISMO』を初公開する」と宣言している。
ジューク-RはGT-R用の「VR38DETT」型3.8リットルV型6気筒ツインターボエンジン(プロトタイプの最大出力はGT-Rデビュー当初の480ps)をはじめ、独立型トランスアクスル4WDや6速デュアルクラッチトランスミッションまでも、そっくり移植。中身は、ほぼGT-Rといえるジュークだった。
量産版のジューク-Rでは、プロトタイプよりもパワーアップ。その最大出力は65ps引き上げられ、545psを引き出す。そして最高速は、257km/hに到達する。2012年当時の価格は、日本円に換算して5000万円。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、このジューク-Rが、ジューク-R NISMOに進化して再び姿を現すことに。欧州日産が配信した予告イメージからは、迫力を増したフロントマスクが確認できる。