ゼネラルモーターズ・ジャパンは5月30日から31日にかけて開催されている“浅間ヒルクライム2015”において、シボレー『コルベット Z06 コンバーチブル』を発表。同時に、昨年プレオーダーキャンペーンを実施した『コルベット Z06』を初公開した。
7世代目となる『コルベット』は、2013年1月にデトロイトモーターショーでデビュー。その1年後に開催された2014年1月のデトロイトモーターショーで発表されたのが、第7世代コルベットをベースにしたコルベット Z06だ。
「ベースとなる7世代目は、アルミフレームがキーとなる」と話すのは、同社コミュニケーションズディレクターのジョージ・ハンセン氏。具体的には、「剛性が高くなることから、クルマの乗り心地などだけでなく、ハンドリングも正確になることが大きい」という。そして、「7世代目のコルベットは、開発当初からZ06の投入も踏まえたうえで計画されており、このフレームの剛性が活かされている」と述べる。
エンジンは、第5世代のスモールブロックのOHV V8 6200ccを搭載。このエンジンの特徴は、直噴で、気筒休止も装備していることから、「パワーと燃費性能を両立している」とハンセン氏。
DOHCではなくOHVを採用している理由についてハンセン氏は、「GMとしてV8 6.2リットルエンジンの搭載を考えたときに、DOHCでは、現在のコルベットのフードラインは無理だった」説明。また当然のこととして、「DOHCと比較をして性能の見劣りは無く、更に、重量ポイントがDOHCよりも低い位置になるなど、メリットは大きい」とコメント。
このエンジンをベースにZ06は、スーパーチャージャーを搭載。「これも薄く設計し、標準に比べ(エンジン高は)3cmほどしか高くなっていない」とした。
なお価格に関しては、間もなく納車が開始される予定の、クーペタイプのコルベットZ06(7速MT)は1265万円から1588万4000円(プレオーダー時)。8速ATを搭載したZ06とコンバーチブルの価格は未定とし、発売時期は2015年冬が予定されている。