ラ・フェラーリ、サーキットで徹底テスト…963psのHVパワーを解き放つ[動画]

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ラ・フェラーリをサーキットで徹底テストする『モータートレンド』
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イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリのラインナップの頂点に立つ『ラ・フェラーリ』。同車の最新テスト映像が、ネット上で公開された。

ラ・フェラーリは、フェラーリ初の市販ハイブリッド車。『F12ベルリネッタ』用の6262cc V型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力が800psまで引き上げられ、9250rpmという高回転まで回る。これにフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」から、モーターの最大出力163psが加わる。システム全体で963psという圧倒的パワーを引き出す。

最新のHY-KERS は2モーター方式で、ミッドシップにV型12気筒エンジンをレイアウトし、7速デュアルクラッチ・トランスミッションと1個目のモーターを一体設計。さらに、2個目のモーターは、エンジンの前方にレイアウト。2つのモーターは、バッテリー(二次電池)と接続される。そして減速時には、モーターがジェネレーターの役割を果たし、発生した電力をバッテリーに蓄える。

このHY-KERSが、排出ガスを低減すると同時に、パフォーマンスを向上。フェラーリによると、ラ・フェラーリは『エンツォ』比で 0-200km/h 加速タイムを約1割短縮。排出ガス性能はおよそ40%も低減させているという。0‐100km/h加速3秒以下、最高速350km/hオーバーと世界屈指の性能を備え、価格は130万ユーロ(約1億7500万円)。

米国の自動車メディア、『モータートレンド』は5月18日、ラ・フェラーリの最新映像を、公式サイトを通じて配信。人気企画の『イグニッション』最新回で、ラ・フェラーリをサーキットテストしている。

《森脇稔》

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