欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月13日、オーストリアで開幕した「GTIミーティング・アット・ヴェルターゼー」において、コンセプトカーの『ゴルフGTIクラブスポーツ』の実車を初公開した。
GTIミーティング・アット・ヴェルターゼーは、今年で34回目。欧州最大規模のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント。フォルクスワーゲングループから、フォルクスワーゲン、アウディ、セアト、シュコダなどの各ブランドが参加。オーストリアの会場には、欧州から多くのファンが集まり、盛り上がりを見せる。
会場で初公開されたゴルフGTIクラブスポーツは、『ゴルフ』の高性能モデル、『ゴルフGTI』をベースに、さらなるパフォーマンスを追求したコンセプトカー。初代ゴルフGTIが誕生してから、2016年で40周年にあたることを記念して開発された。
そのハイライトは、エンジン。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、最大出力を35hp引き上げ、265hpを獲得する。
外観は、3ドアのゴルフGTIをベースに、専用デザインのフロントバンパーや大型ルーフスポイラー、大径アルミホイールなどが装備。とくに、フロントバンパー両サイドやルーフスポイラーの形状は、エアロダイナミクス向上追求の成果といえる。