フィアット/アルファロメオ松濤(東京都渋谷区)にフィアットカフェがオープンした。ショールーム内にフィアットカフェが併設されるのは初めてである。
フィアット/アルファロメオ松濤は、2014年3月にオープン。このショールームは、「これまでの自動車を販売し、修理をする場所だけではなく、イタリアの文化や、イタリア人の人生の楽しみ方を発信する場所として開設した」とは、同ショールームを運営するトリコローレ東都代表取締役社長の湯本拓治氏の弁。
実際にショールームオープン後、フィレンツェのルームフレグランスメーカー、ドットール・ヴラニエスとコラボレーションした朝ヨガや、イタリアの食材メーカー、イーイタリーとのバローロのワイン勉強会など様々なイベントを17回開催。述べ3000人以上が来場したという(3月から12月までの集計)。今回のフィアットカフェでも、コーヒーメーカーのKINBOやイタリアの食文化を日本に伝えているガンベロロッソとコラボレーションする。
カフェのスペースは窓際のカウンターと、カフェ専用のテーブルが3つ。そこに商談用テーブルも食事などで使えることから、全部で40席ほどのスペースとなる。なお、クルマは2台から3台が展示される。
フィアットカフェは2008年、東京青山にオープンし、様々なイタリア文化を発信して来たが、昨年9月に閉店。今回は新たなステップとして全国展開を目指すという。その1弾がフィアット/アルファロメオ松濤のフィアットカフェだ。その意気込みを湯本氏は、「我々がきっちりとした正確な方向性を示していかないと、(他店の方向性が)ばらばらになってしまうかもしれない。そこでカッティングエッジなお客様がたくさん来場することから、そういった方のお話を聞きながらショップを作り上げたい」とコメントした。
更に、「我々が目指すのは、ドイツ車とは全く違うレイヤーの楽しさを表すカフェで、実際にそうなれば嬉しい」と語っていた。