京王電鉄の高尾山口駅、リニューアル工事が完成

鉄道 企業動向
このほどリニューアル工事が完成した高尾山口駅。大きく広がる屋根は、高尾山薬王院をイメージしている。
  • このほどリニューアル工事が完成した高尾山口駅。大きく広がる屋根は、高尾山薬王院をイメージしている。
  • コンコースの様子。スギの木組みが特徴的だ。
  • ホームにはあんどん風の照明が設置された。
  • 駅前温浴施設のイメージ。今秋オープンする予定だ。

京王電鉄の高尾山口駅(東京都八王子市)のリニューアル工事が4月24日、完成した。同社が進めている高尾山口駅周辺整備の一環。引き続き駅前の日帰り温浴施設の整備が進められる。

京王電鉄が4月27日発表したところによると、駅舎は建築家の隈研吾さんがデザインした。屋根は高尾山薬王院をイメージしたデザインでまとめられている。東京都指定天然記念物「高尾山のスギ並木」が有名であるとして、内外装の仕上げには主にスギを使用。大和張りなどの木組みを用いて「高尾山の多様な魅力」を表現したという。

このほか、ホームにはあんどん風の照明を設置。歩行者広場も拡張し、イベントなどを開催できるスペースを確保した。発光ダイオード(LED)照明や節水型トイレなど、環境に配慮した設備も採用している。

駅前温浴施設は今秋オープンする予定。「『和』の雰囲気」を持たせた鉄骨造り2階建てで、食事施設や休憩施設などが設置される。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集