【F1 中国GP】ハミルトンが貫禄のポール・トゥ・ウィン、マクラーレン・ホンダは2台とも完走

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今季2勝目を飾ったルイス・ハミルトン
  • 今季2勝目を飾ったルイス・ハミルトン
  • F1中国GPスタートシーン
  • ワン・ツーフィニッシュを飾ったメルセデス勢
  • 3位表彰台を獲得したセバスチャン・ベッテル
  • キミ・ライコネン(フェラーリ)
  • 終盤の接触で5秒加算ペナルティを受けたジェンソン・バトン
  • レッドブルのリチャルドとバトルするマクラーレン・ホンダの2台
  • レース後、記念撮影をするメルセデス陣営

2015年のF1第3戦中国GPの決勝レースが12日に上海インターナショナルサーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウィン。今季2勝目を飾った。

予選同様にドライコンディションで行われた決勝レース。スタートではフロントロー(最前列)を独占したメルセデス勢2台が勢いよくダッシュ。ハミルトンは僚友ニコ・ロズベルグを従えレースを進めていく。今回も彼らの後方には最大のライバルであるフェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがつける展開。特に前回優勝を飾り勢いに乗るベッテルは中盤まで食らいつきチャンスを伺うが、今回のメルセデス勢は逆転の隙を全く与えず、大きな順位変動が見られないまま終盤に突入。

残り5周を切ると、ロズベルグに対しても10秒近いリードを築いたが、残り3周でマックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)のマシンが白煙を上げメインストレート脇でストップ。安全のためセーフティカーが導入され、そのまま規定周回数を迎えチェッカーフラッグ。ハミルトンが通算35勝目を挙げた。2位にはロズベルグ、3位にはベッテルと、終わってみれば開幕3戦連続で同じ顔ぶれが表彰台に並ぶ結果となった。

マクラーレン・ホンダの2台は後方からのスタートとなったが、スタートで順位を上げると前回のマレーシアGP同様に中段グループで力強く戦えるレースペースを維持。前半はダニエル・リチャルドやダニール・クビアトといったレッドブル勢とバトルを繰り広げた。しかし47周目にジェンソン・バトンがマルドナードと接触。フロントウイングにダメージを負いながらも最後まで走り切った。だが、レース後に接触の非はバトンにあったとして5秒加算のペナルティが与えられ、正式結果は14位となった。またアロンソはポイント圏内まで一歩及ばず12位でチェッカー。開幕戦からトラブルが絶えなかったマクラーレン・ホンダだったが、今季初めて2台揃って完走を果たした。

2015 F1中国GP 決勝結果
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
3.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
4.キミ・ライコネン(フェラーリ)
5.フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)
6.バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)
7.ロマン・グロージャン(ロータス)
8.フェリペ・ナスル(ザウバー)
9.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
10.マーカス・エリクソン(ザウバー)


12.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
14.ジェンソン・バトン(マクラーレン)

《吉田 知弘》

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