ウィラー初の鉄道路線「京都丹後鉄道」スタート…北近畿タンゴ鉄道の運行引き継ぐ

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北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。14時59分福知山発の「丹後あおまつ3号」出発前には関係者によるくす玉割りがホーム上で行われた
  • 北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。14時59分福知山発の「丹後あおまつ3号」出発前には関係者によるくす玉割りがホーム上で行われた
  • 北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。出発式で発車合図をする土出尚登駅長
  • 北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。福知山駅前ではテープカットが行われた
  • 出発式でアテンダントの前田菜津美さん(右)から花束を受け取った運転士の矢野裕城さん(左)
  • 北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。出発式では花束の贈呈も行われた
  • 丹後あおまつ3号のアテンダント、前田菜津美さん(左)と運転士の矢野裕城さん。制服も新しいデザインに変わった
  • 北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。14時59分福知山発の「丹後あおまつ3号」出発前には関係者によるくす玉割りがホーム上で行われた
  • 北近畿タンゴ鉄道は4月1日から「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。式典であいさつするウィラートレインズの村瀬社長
第三セクター鉄道の北近畿タンゴ鉄道(KTR)が4月1日、「京都丹後鉄道」として新たなスタートを切った。高速バス大手のWILLER ALLIANCE(ウィラー・アライアンス)子会社のWILLER TRAINS(ウィラー・トレインズ)が運行を引き継ぐ、「上下分離方式」での再出発。同日午後から開業式典が開かれ、門出を祝った。

KTRは京都府や福知山市、宮津市などが出資する第三セクター。福知山(京都府福知山市)~宮津(宮津市)間30.4kmの宮福線と、西舞鶴(舞鶴市)~宮津~豊岡(兵庫県豊岡市)間83.6kmを結ぶ宮津線の2路線を運営していた。

しかし、経営の悪化を受けて上下分離方式による経営改善を図ることになり、北近畿タンゴ鉄道は鉄道施設や車両を保有する施設保有会社に改組。列車を運行する事業者を公募し、2014年5月にはウィラー・アライアンスが選ばれた。これを受けて同社は運行事業者となるウィラー・トレインズを設立した。

2路線の総称となる鉄道の通称名は「京都丹後鉄道」とし、略称は「丹鉄」。路線の通称も宮津線のみ西舞鶴~宮津間を「宮舞線」、宮津~豊岡間を「宮豊線」に分けて3路線としたほか、駅名も一部を変更している。

式典は福知山駅と同駅前の市民交流プラザで開かれ、地元の自治体関係者や交通関係者など60人超が参加。ウィラー・トレインズの村瀬茂高社長は「まずは地元の方が便利に利用できる交通機関として、車を使うより公共交通が便利になる仕組みをつくりたい。今後に向けては、観光の方々も車がなくても回れるよう、力を合わせてネットワークをつくっていきたい」とあいさつした。

駅前でのテープカットの後はホームに移動し、14時59分発の天橋立行き快速『丹後あおまつ3号』の発車に合わせて出発式を開催。同列車のアテンダント、前田菜津美さんから運転士の矢野裕城さんへの花束贈呈や、関係者によるくす玉割りの後、宮津駅の土出尚登駅長の発車合図とともに『あおまつ3号』が天橋立駅に向けて出発した。

ウィラー・トレインズは運行の引継ぎと同時に、本社を宮津市に移転。社員は北近畿タンゴ鉄道からの転籍のほか、新たに25人を雇用した。乗務員などの制服や各駅の看板類も新しいデザインに変更している。今年の年間利用者数は210万人を目指すという。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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