【トヨタ カローラ 改良新型 発表】エンジン刷新「短距離ユーザーにベストマッチ」

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トヨタ自動車が3月30日発表したカローラシリーズの改良新型は、1.5リットルガソリン車が新開発エンジンに切り替わり燃費向上を図っている。安井慎一チーフエンジニアは「それほど距離を乗らないというお客様にはベストマッチなエンジン」と語る。

安井慎一チーフエンジニアは新開発したエンジンについて「ハイブリッドで培ったアトキンソンサイクルの採用に加えて、圧縮比を13.5まで上げることで、高熱効率化図った。圧縮比を上げるとノッキングしやすくなるがEGRで温度を下げたり、排気のパターンもうまく流れるようにしたほか、VVT-iE(電動連続可変バルブタイミング機構)で幅広く燃焼をコントロールすることなどにより低燃費を実現した」と語る。

さらにアイドリングストップ機構を標準装備したことにより、走行燃費はアクシオで従来の21.4km/リットルから23.4km/リットル、フィールダーでは21.2km/リットルから23.0km/リットルに向上した。

ただ、カローラシリーズは現行の11代目からハイブリッド車が設定され、2014年の平均月販でみるとハイブリッド比率が54.7%に達している。ハイブリッド優位の中、ガソリンエンジンを一新したことについて安井チーフエンジニアは「販売店にお客様の声を聞いたところ、それほど距離を乗らないのでハイブリッド車に投資するメリットが少ない、むしろガソリン車の燃費を良くしてくれという意見があった。とくに年配の方になればなるほど遠出をあまりされないので、そうしたお客様には今回のガソリンエンジンはベストマッチだと思う」と開発の経緯を明かした。

一方、ハイブリッド車もシステムの高効率化を図ったことで、従来の33.0km/リットルから33.8km/リットルに改善している。

《小松哲也》

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