ドイツの高級車メーカー、ポルシェがジュネーブモーターショー15でワールドプレミアした『ケイマンGT4』。同車の最新映像が、ネット上で公開された。
同車は、ポルシェのミッドシップ2シータークーペ、『ケイマン』シリーズの頂点に位置する高性能グレード。ケイマンGT4では、『911』シリーズの自然吸気エンジン搭載の最高峰、『911 GT3』から、足回りの部品を中心に流用。車高が30mm低いシャシー、大容量ブレーキシステムなどが装備される。
3.8リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンは、『911カレラS』用がベース。最大出力は385psを発生する。トランスミッションは、ダイナミックギアボックスマウント仕様の6速MT。ケイマンGT4は、0‐100km/h加速4.4秒、最高速295km/hと、ケイマンの最高峰に相応しい性能を実現。
外観は、さらなるエアロダイナミクス性能を追求。フロントの特徴的な3つのインレット開口部と、大型の固定式リアウイングが、ダウンフォースを引き上げる。室内には、レザー+アルカンターラのスポーツシート、新デザインのステアリングホイールなどが採用された。
ポルシェは3月19日、ケイマンGT4の最新映像を配信。ポルシェの開発ドライバーで、伝説のラリードライバーとしても知られるワルター・ロール氏が、「ポルシェ使い」の腕前を存分に披露している。