【バンコクモーターショー15】会場内を華麗に走り抜け、クルマ本来の美しさを披露…メルセデスベンツ

自動車 ニューモデル モーターショー
一通りの走行を終えて定位置に停止したメルセデスベンツのクルマたち
  • 一通りの走行を終えて定位置に停止したメルセデスベンツのクルマたち
  • 下手から続々とメルセデスベンツのラインナップが登場する
  • 来場者の前を颯爽と横切っていく
  • 一通りの紹介が終わると、クルマは一斉に定位置へと向かう
  • 来場者もこの華麗な動しばし魅了された
  • ショーが始まる前はこのように展示車両は1台しかなかった
  • この一連の動きを撮影するために、会場ではドローンが使われた

毎年、バンコクモーターショーではダンスをはじめとする多彩なパフォーマンスが繰り広げられることで知られるが、今回は車両そのものを使った演出も多かった。中でも印象的な演出を行ったのがメルセデスベンツだ。

車両を会場内で走らせて、クルマとしての魅力をさらにアピールするという手法。これはVIPデー、プレスデーの2回に分けて行われた。

まず会場を訪れてみるとそこには車両の姿は一台しかなく、照明も落とされた状態。「もしかして準備が出来ていないのか…」と思わせるような雰囲気でもあった。しかし、ディスプレイには開演時刻が示されており、準備に追われている様子はない。この時点で「バンコクモーターショー名物の派手なダンスパフォーマンスが繰り広げられるのか」と予想した。

そして、開演。その予想は見事に裏切られた。なんと奥のスペースから車両が一台ずつ登場し、大型スクリーンでは登場車両の解説をしつつ、来場者の視線を浴びながら颯爽と横切っていく。それはまるでヒーローが凱旋して進んでいくかのようだ。これなら、車両本来の動いている姿を伝えやすいし、単に展示しておくよりもずっと来場者にその魅力を訴えることができるだろう。

圧巻だったのは最後のシーン。最初は一台ずつ走っていたのが、最後の場面では何台ものクルマが続々と連なるように現れて、それぞれの定位置へと向かう。会場内で複数のクルマが走り、巧みに操るその姿に来場者しばし息を飲む。その演出はまさに華麗そのものだった。

もちろん広いブースだからこそ可能になったパフォーマンスではあるが、クルマという原点に立ち返ったメルセデスベンツらしい演出だったと言えよう。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集