日産自動車は2月27日、商用電気自動車(EV)『e-NV200』をベースとした「バーベキューカー」への出資募集を開始した。
日産では、EVのさらなる認知・普及のために、放送作家の鈴木おさむ氏企画協力、日本バーベキュー協会監修の電気自動車による「究極のスマートバーベキューカ―」開発プロジェクトを立ち上げている。
同プロジェクトでは、EVだからこそ可能なごみゼロ・手間ゼロのスマートバーベキューを通じて、より多くの人にEVの楽しみを知ってもらうことを目的とし、e-NV200をベースとした、世界で初めてのEVによるバーベキューカーを製作した。
今回は、現状車両をさらに改良し、夢のバーベキュー機能を強化することを目的に、クラウドファンディングを活用し、一般から出資を募る。国内自動車メーカーとして、クルマづくりにクラウドファンディングを活用する取り組みは初めてとなる。
「究極のスマートバーベキューカ―」には、既に電気グリル、冷蔵庫、シンク付きキッチン、調理道具、生ゴミ処理機といったアイテムが搭載されている。今回の取り組みでは、これらの機能に加え、クラウドファンディングにて集まった金額によって、超音波とアロマの効果で野外でも蚊を寄せつけない環境を作り出す「モスキートバリアシステム」、ミストシャワーの効果により車両周辺の温度を下げ快適性を高める「リフレッシングミストシャワー」など、計5つのバーベキューを楽しむための夢の機能を追加することを目指している。
今回クラウドファンディングによりプロジェクトを支援してくれた人には、特別なバーベキューイベントや、シークレットゲストが出席するパーティへの招待などを実施。さらに、2500万円を支援してくれた人には、限定1名で、夢の機能を実装した「究極のスマートバーベキューカ―」をオーダーメイドで提供する予定だ。
支援は、クラウドファンディングサイト「グリーンファンディング」内、「究極のスマートバーベキューカープロジェクト」ページにて3月31日まで受け付けている。