メルセデスベンツ日本は2月25日、高級セダン『Sクラス』をベースにした最高級車『メルセデス-マイバッハ Sクラス』の日本導入を発表し、同日より販売開始した。価格は2200万円から。同車は昨年11月に開催された「ロサンゼルスモーターショー14」で初公開。メルセデスベンツ傘下となり、2年振りにマイバッハブランドが復活した。
今回のメルセデス-マイバッハには、「S600」(2600万円)と「S550」をラインアップ、S600はフラッグシップらしいV12ツインターボエンジン、S550はV8ツインターボエンジンを搭載する。
ホイールベースは『Sクラスロング』より200mm長く、フロントマスクにはメルセデスベンツ伝統のグリルを採用。量産車として世界最高レベルの静粛性を備え、マッサージ機能を備えたシート、ドイツの高級オーディオメーカー「ブルメスター」との共同開発によるサウンドシステムを装備している。また、センサーやカメラを駆使して道路状況を判断し、アクセル、ブレーキ、ステアリングを制御する「部分自動運転」機能も備えている。
同日都内で行なわれたメディア向け発表会で、メルセデスベンツ日本の上野金太郎社長は「メルセデス-マイバッハ Sクラスは、専用シートや高級素材をふんだんに使い、世界の最もお目の高い方々にも満足いただけるクルマとなった」とコメント。
続けて「メルセデスベンツ傘下となったマイバッハは、究極のハイパフォーマンスを求めたAMGと並び、究極のエクスクルーシブを求めるブランドとして、五感で感じる究極の快適性を提供する。ドイツの文化と芸術性、そしてクラフトマンシップを感じていただきたい」と述べた。