ホンダは新型軽乗用車『N-BOXスラッシュ』が12月22日の発売開始から約3週間で月販目標2500台の2.1倍となる5211台に達したことを明らかにした。しかも30歳代までの若年層の購入比率が47%と半数近くに達しているという。
N-BOXスラッシュの開発責任者を務める本田技術研究所の浅木泰昭執行役員は「若い人のクルマ離れが言われているが、現時点でいうと若い人が獲れているので期待以上。もともとは年配の人に受けるのではないかとみていたので、若い人が獲れて本当に良かった」と語る。
というのも「似たようなモデルを出していくとホンダの中で喰い合いになってしまう。今まで存在しなかったもので、新しいお客さんを獲ってこないとNシリーズ全体で増えないというところまできた」ことがN-BOXスラッシュの開発の背景にあったからだ。
さらに浅木氏は「若い人が獲れないと次の車に乗ってくれないので、そういう意味でもこのまま若い人が獲れていけば非常にうれしい」とも語っていた。