1月10日に東京オートサロン2015のブリヂストンブースでトークショーを行なった佐藤琢磨。約1時間近い長丁場のイベントとなったが、その中でブリヂストンタイヤと代表ブランドである「POTENZA(ポテンザ)」の魅力について語ってくれた。
現在、琢磨が参戦しているインディカーシリーズはブリヂストン傘下にあるファイアストンタイヤが全チームに供給されており、F1参戦時代にもスーパーアグリから参戦していた頃を中心にブリヂストンのPOTENZAでレースをしてきた。それだけにブリヂストンタイヤを非常に高く評価しているようだ。
「ブリヂストンタイヤは自分の中で大事なブランド。何より信頼性とパフォーマンスが抜群。国内外の自動車メーカーを見ても各社のフラッグシップカーには必ずと言っていいほどPOTENZAがついている。それがPOTENZAのパフォーマンスの高さを証明していると思う」。
今回は新商品である『RE-71R』がブース内に多数展示された。市販タイヤにも興味がある琢磨。レースの現場であっても私生活でも、車に乗る際は内圧のチェックなどを絶対欠かすことがないという。
「POTENZAといえばF1のタイヤというイメージが強いです。市販タイヤでも本当にレーシーで、この(RE-71Rの)表面を観る限りはセミレーシングタイヤですよね」とトークショー中も興味津々だった。
最後に琢磨は「クルマとタイヤとの関係は非常に重要で、どんなに素敵なクルマと素晴らしいドライバーがいても、それらのパフォーマンス全てを路面に伝えてくれているのはタイヤ。4つのタイヤを上手に扱うというのはレースでも普段の運転でも非常に重要なことです」と重要性についても語った。
今年もファイアストンのタイヤでインディに参戦する琢磨は「ブリヂストンもファイアストンも同じファミリーと言う感覚でF1の頃からずっと付き合ってきた。今年もファイアストンで勝利を目指したい」とコメント。チームも2台体制に強化され、さらなる上位進出が予想される。昨年以上の活躍に期待だ。