フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは2014年12月31日、『ゴルフ』や『ザ・ビートル』に不具合があるとして、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に、リコール(回収・無償修理)を届け出た。
今回のリコールは、燃料系統の不具合が原因。フォルクスワーゲンオブアメリカによると、燃料レールのシーリングが不充分なため、燃料漏れを起こす可能性があるという。
リコールの対象になるのは、2015年モデルのゴルフ(『ゴルフGTI』を含む)、2014-2015年モデルのザ・ビートル(カブリオレを含む)、『ジェッタ』、『パサート』の4車種。米国で販売された合計およそ3万7970台が、リコールに該当する。
フォルクスワーゲンオブアメリカでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店で点検を行い、燃料レールを交換するリコール作業を行う予定。
なお、フォルクスワーゲンオブアメリカは、「この不具合による事故、負傷者の報告はない」と説明している。