欧州カーオブザイヤー主催団体は12月15日、「カーオブザイヤー2015」の最終選考7台を発表した。日本メーカーでは、日産『キャシュカイ』のみが選ばれた。欧州カーオブザイヤーは、今年で28回目。ロシアを含む20か国以上、約60名のジャーナリストが、2013年夏以降にデビューし、2014年内に欧州市場で発売予定の車を含めた新型車の中から、ベストな1台を選出する。条件は、少なくとも欧州5か国以上で販売され、年間販売台数が5000台以上。少量生産のスーパーカーなどは、除外される。欧州カーオブザイヤー2015の最終選考7台は、以下の通り。●BMW・2シリーズ・アクティブツアラー●シトロエン・C4カクタス●フォード・モンデオ●メルセデスベンツ・Cクラス●日産・キャシュカイ●ルノー・トゥインゴ●フォルクスワーゲン・パサート日本車では唯一、日産の新型キャシュカイが最終選考に残った。同車は日本市場で販売されていた『デュアリス』のモデルチェンジ車。2014年7月に発表されたノミネート33台に対して、日本車では、トヨタ『アイゴ』、レクサス『NX』と『RC』、日産『パルサー』と『エクストレイル』、インフィニティ『Q50』(日産『スカイライン』)、スバル『WRX STI』、スズキ『セレリオ』の8台が脱落。ドイツプレミアム勢では、アウディ『TT』、BMW『2シリーズクーペ』と『i8』と『X4』、メルセデスベンツ『GLAクラス』と『Sクラスクーペ』、ポルシェ『マカン』が、最終選考に進めなかった。欧州カーオブザイヤー2015は2015年3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー15で発表。前回は、プジョー『308』が栄冠を手にしている。