トヨタ MIRAI に新開発のFCスタック向けゴム製シール部材…住友理工

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住友理工は、燃料電池自動車(FCV)に搭載される燃料電池(FC)スタック向けのゴム製シール部材「セル用ガスケット」を開発した。新製品はトヨタ自動車が12月15日に発売した『MIRAI』に採用されている。

新製品は燃料電池内で水素と酸素の流路を保ち、生成された水の排水性を高めるシール部材で、これを用いたセルの開発により、FCスタックの高性能化や小型・軽量化を実現。同社独自の配合技術を駆使し、低温から高温までの幅広い温度範囲で長期シール性を実現した高機能ゴムと、自動車用防振ゴムなどの製品開発を通じて培った精密加工技術を融合、最適なシール部材の製品開発に成功し、FC の長期信頼性を確保している。

同社は2000年代前半にFC用製品の開発に着手しており、2008年にはトヨタ自動車と新製品の原点となる「シール部材」の共同開発を開始。燃料電池製造の最終工程で、汎用ゴムを使用しながら自己接着性を持たせたガスケットを用いることで各種発電部材の一体加工を実現し、安定した発電が可能なセルの生産を支えている。このセルを370枚重ねたFCスタックが、MIRAIの動力源となっている。

また、路面からの振動を抑え、車内の快適性の向上に寄与する「防振ゴム」、発電に必要な水素と酸素をFCスタックへ供給する「ホース」、独自の発泡ウレタン材料を用い、車両の安全性と快適性を向上する「ウレタン製部品」といった住友理工の製品が、MIRAIに搭載されている。
《成瀬雄太@DAYS》

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