アウディのドイツ本社は12月12日、新型『RS3スポーツバック』を欧州で発表した。
同車は、新型『A3スポーツバック』をベースに、運動性能を極めた最強グレード。『RS4』『RS5』『RS6』などと同じく、アウディの子会社、クワトロ社が開発を担当。すでに、新型『A3』シリーズには、『S3』というスポーツグレードがある。新型への『RS3』の設定は今回が初めて。
新型RS3スポーツバックのハイライトは、エンジン。先代同様、『TT RS』用の直噴2.5リットル直列5気筒ターボ「TFSI」エンジンを搭載。さらなる高性能化が図られており、先代比で最大出力はプラス27psの367ps、最大トルクはプラス1.5kgmの47.4kgmを発生。最大トルクは1625‐5550rpmの幅広い領域で引き出される。
トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「Sトロニック」。駆動方式は、4WDの「クワトロ」。新型RS3スポーツバックは、0-100km/h加速は4.3秒と、先代比で0.3秒短縮。最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションでリミッターが解除でき、この時の最高速は280km/hに到達する。
内外装は、RS流儀のモディファイ。専用グリル&バンパーや各種エアロパーツ、マットアルミ調のドアミラーなどが、迫力のルックスを演出する。室内は、ナッパレザーを使ったスポーツシートや、フラットボトムのステアリングホイールを採用。足回りは、ブレーキやサスペンションが強化されている。