ホンダは12月1日、新型ハイブリッドコンパクトセダン『グレイス』を発売した。ホンダの峯川尚専務執行役員は同日、都内にある本社で開いた発表会で「新たなコンパクトセダンのベンチマークになり得る車だと考えている」と述べた。
峯川専務は「このグレイスは5ナンバーサイズならではの運転のしやすさに加え、ハイブリッドセダンナンバー1の低燃費を実現、セダンに求められる上質な造りや室内の広さ、乗り心地、そしてしなやかな走りを実現した、まさに新たなコンパクトセダンのベンチマークになり得る車だと考えている」と説明。
その上で「今回はテレビコマーシャルに『What a Wonderful World』という曲を使うことにした。この曲は1983年、3代目『シビック』のコマーシャルで使用した。ワンダー シビックと呼ばれた3代目シビックは、その斬新なデザインと優れたパッケージにより、当時のコンパクトカーに新風を吹き込んだ車だった」として、当時のシビック同様に新時代のコンパクトセダンを提案したいという思いを、この曲に込めたという。