トヨタ自動車は11月12日、『クラウン』のシートベルト巻取装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『クラウン』1車種で、2012年11月28日~2014年3月3日に製造された計8万6091台。
後部左右のシートベルトにおいて、リトラクタ構成部品の図面指示が不適切なため、ロック機構の樹脂レバーとホイールの隙間が不足しているものがある。そのため、シートベルトを引き出そうとすると樹脂レバーがホイールに干渉してベルトが引き出せず、正常に装着できなくなるおそれがある。
トヨタ自動車では改善措置として、全車両、後部左右のシートベルト一式を対策品と交換する。
不具合は340件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。