欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは10月30日、2014年第3四半期(7‐9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやポルシェ、セアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、489億1000万ユーロ(約6兆7393億円)。前年同期の469億8500万ユーロに対して、4.1%の増加となった。
また、2014年第3四半期の営業利益は、32億3000万ユーロ(約4450億円)。前年同期の27億7700万ユーロに対して、16.3%の増益となっている。
大幅な増益となった主な要因は、傘下の高級車ブランド、アウディとポルシェの販売好調。フォルクスワーゲンブランドの営業利益の落ち込みを、補う形となった。
2014年第3四半期の世界新車販売は、247万6000台。前年同期比は3.8%増だった。フォルクスワーゲングループ取締役会のマルティン・ヴィンターコルン会長は、「持続的に燃費性能を高め、収益性を引き上げることにより、将来に合わせることが可能になる」と述べている。