佐藤琢磨、2015年もA.J.フォイト・レーシングからインディカーに参戦

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来季もA.J.フォイト陣営に残留して戦う佐藤琢磨。
  • 来季もA.J.フォイト陣営に残留して戦う佐藤琢磨。
  • 2015年はホークスワースと琢磨の2カー体制。
  • 談笑する琢磨とA.J.フォイト。
  • 米国レース界の伝説的英雄、A.J.フォイト。
  • ホークスワースはカーナンバー41のマシンに乗る。
  • 琢磨の新チームメイトであるホークスワース(右)は、来季が参戦2年目、24歳になる英国出身選手。

インディカー・シリーズを戦っているA.J.フォイト・レーシングが現地時間29日、2015年シーズンに臨む体制を発表し、佐藤琢磨が来季も同チームから参戦することが決まった。エンジンはホンダ、チームメイトはジャック・ホークスワース。

米国最高峰のオープンホイールレースカテゴリーであるインディカー・シリーズへの琢磨の参戦は来季で6年目。同国レース界の伝説的英雄A.J.フォイトがオーナーのチームでは3年目のシーズンを迎えることとなった。移籍初年度の13年にはロングビーチ戦で自身初優勝を達成。複数勝利を目指した今年(14年)は勝つことができなかったが、ポールポジション2回獲得等、速さを見せた局面も多々あった。「エンジニアやチームクルーとの関係を継続できることは、自信をもたらしてくれる要素」と琢磨は語る。

来季に向けての最大の変化は、今季は一部レースを除いて琢磨の1カーエントリーだったチームが通年2カー体制となることだ。14年に別のホンダエンジン搭載チームからデビューし、印象的な走りを見せることもあったホークスワースが移籍してきて、琢磨とタッグを組む(カーナンバーは琢磨が14番、ホークスワースが41番)。

琢磨はチームの常時2カー体制化を喜び、戦力アップに大きく期待している。「今季も何度となく素晴らしいレースウイークを過ごしたが、我々はさらなる進化を遂げなければならないし、自動車レースとは元来そういうもの。2台体制なら、マシンの改善等をより力強く押し進められる。コースで走れる時間は限られているけど、試してみなければならないことは常にたくさんあるのだから」

10月末という早い段階で、常時2カーへの拡充という望ましいかたちで来季体制が固まった琢磨。自身通算2勝目、そしてさらなる成功の実現が期待される。

《遠藤俊幸》

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