日産自動車は10月28日、ブラジルで開幕したサンパウロモーターショー14において、『キックス・コンセプト』を初公開した。
日産は、前回の2012年のサンパウロモーターショー12において、コンセプトカーの『エクストレム』(EXTREM)を初公開。同車は日産が初めて、ブラジル向けにデザインし、ブラジルで製作したコンセプトカーだった。
サンパウロモーターショー14で初公開されたキックス・コンセプトは、エクストレムに続いて、ブラジル向けに製作されたコンセプトカー。ブラジルからデザインインスピレーションを得た、小型クロスオーバー車となる。
キックス・コンセプトの設計は、日本のグローバル・デザイン・センターが主導。これに、米国サンディエゴとブラジル・リオの2か所の日産デザインアメリカのチームが加わり、共同で作業が進められた。
日産デザインアメリカのリオ・スタジオのチーフデザイナー、ロバート・バウアー氏は、「サンパウロ市街地のグレーに、明るいサンセットオレンジを組み合わせ、ブラジルらしさを表現した」と語っている。