広く見える工夫いろいろ…仙台市東西線2000系の室内を見る

鉄道 テクノロジー

このほど公開された仙台市地下鉄東西線用の2000系電車。伊達政宗の兜(かぶと)をイメージした前面などの外観だけでなく、地域性を盛り込んだデザインや、小柄なリニア地下鉄の狭さを感じさせないための工夫など、インテリアも注目される。

2000系は1両の全長が16.5m(先頭車は16.75m)、車体幅が2.49mで、既存の地下鉄南北線1000系(車体長最大21.75m、車体幅2.89m)と比べ小さいが、荷棚を最小限にし、中吊り広告も設けないことで車内空間を広く取った。吊り手も長手方向のみに設置している。また、壁は広がりを感じさせる明るいクリーム色とし、天井も枕木方向に細い板を並べたルーバー天井とすることで、より広く見える工夫がなされている。車内照明は全てLED灯となっている。

座席はロングシートで、ドア間が6人がけ、車端部が4人がけ。シートは一般の席が青、優先席は赤系の色彩でまとめられ、七夕の吹き流しをイメージしたという小さなアクセントを散りばめている。1人あたりの幅は47.5cmで「全国でもトップクラスの広さ」という。

各ドア付近には17インチワイド液晶ディスプレイを1台装備。日・英・中・韓の4言語で駅名の表示などを行う。ディスプレイの設置スペースは将来の増設を見越してドアの両側に設けているが、当面は1台のみで、使用しない設置スペースには路線図のステッカーが掲出される予定だ。

バリアフリー設備としては、車椅子用スペースを各車両に1カ所設置。ドアの上部には点滅ランプとチャイムを設置した。また、ホームと車両の床の段差は1cm、隙間も2~3cmとなるよう設計しているという。

2000系は車内デザインに関しても「車内が広く見える工夫を随所に取り入れている」(仙台市交通局東西線建設本部建設部の田代良二技術課長)という意欲作。東西線は2015年の開業を予定しており、来年中には実際に走行時の乗り心地を試すことができるだろう。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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