仙台市地下鉄南北線の新型車両は「進化」デザインに---2024年度に導入される3000系

3000系のデザインに決定されたA案。小学生からの投票でも最多の支持を得たという。
  • 3000系のデザインに決定されたA案。小学生からの投票でも最多の支持を得たという。
  • 先頭形状が緩やかにカーブし、正方形のライトとワンポイント的なアクセントが特徴のB案「シンプルで優しい」は2111票を獲得。
  • ライトが丸型で、仙台市電をモチーフにしたラインを前面に施した、丸みのあるデザインのC案「懐かしくて新しい」はA案に次ぐ4618票を獲得。
  • 現行の南北線用1000N系。東西線用が2000系となっているため、南北線用の新型車両は「3000系」となる。

仙台市地下鉄南北線・東西線を運営する仙台市交通局は5月19日、南北線(泉中央~仙台~富沢)へ2024年度に導入を予定している新型車両「3000系」のデザインを発表した。

3000系は2022年度から製作に着手されるが、そのデザイン選定に際しては「南北線車両からの進化」と題したA案、「シンプルで優しい」と題したB案、「懐かしくて新しい」と題したC案を提示。3月にこれら3案に対する投票がウェブサイト上や駅で実施された。

その結果、有効投票数は沿線の小学6年生を対象にしたものを含んだ1万2980票となり、A案が6251票、B案が2111票、C案が4618票を集め、大多得票のA案が3000系のデザインに決定。仙台市の郡和子市長は5月18日に開かれた会見で「ご高齢の方からお子さままで広く市民の方々に親しまれ続けることを願っております」と述べ、投票への謝意を示した。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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