無限、電動バイク「神電 参」を発表…バッテリー改良がもたらすマシンの進化

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無限(M-TEC)神電 参(ライダー 和歌山利宏)
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  • 左から勝間田聡取締役、開発ライダーの宮城光氏、宮田明広監督
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無限(M-TEC)は10月23日、TEAM無限の2014年マン島TTレースの参戦車両で、電動バイクレーサーの『神電 参』を公開した。

神電 参は、無限(M-TEC)が開発したレース専用の電動バイク。車両開発にあたってはホンダのバイクがベースなのではなく、ゼロからのチャレンジであったと、同社の勝間田聡取締役はいう。

「神電は完全にオリジナルのバイクと言っても良い。設計からデザイン、開発までを自社で完結した」(勝間田取締役)。

神電 参のフォルムは、現代のレースマシンを彷彿とさせるスタイル。勝間田取締役はデザインについて「スタッフがmotoGPやその他のレースマシンを研究し、自分たちのテストから生み出されたもの。既存のデザインやパーツなどは使用しておらず、自然にこの形状となった」と述べた。

神電 参のデザインは、ライダーへの風の抵抗を軽減するとともに、最高速度向上にも寄与。TEAM無限のマン島TTレースのライダーによれば、新カウルの影響は「従来よりも肩にかかる抵抗が軽減した」とのことだ。

M-TECのマン島TTレースへの参戦は2011年に始まり、マシンは年ごとに改良を重ねて現在の“参”に至る。旧型マシンとの違いについて、チーム無限の宮田明広監督は「一番はバッテリー容量の変化だ。『神電 弐』(2013年マン島TTレース参戦車両)と比べ容量を20%向上している」と話す。

続けてその効果を「容量が増加することで、モーターへ供給する電力も増える。これまでの神電は、モーター出力は90kWだが、実際にはフルパワー状態では1周60のコースを走りきれず、パワーダウン状態でのレースを余儀なくされた。しかし、参でのバッテリー改良のおかげで、モーター本来の出力で出走することができた。ちなみにモーター自身も新型を採用している」(宮田監督)と説明した。

パワーユニットと新型のカウルによる効果は、2014年のマン島TTレースで目標平均速度115mphを上回り、117mphを記録。レース結果はTEAM無限の1-2フィニッシュであった。
《阿部哲也》

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