ANAホールディングスの伊東信一郎社長は、三菱航空機と三菱重工業が開催した国産ジェット機「MRJ」のロールアウト式典に出席し「ANAは、ローンチカスタマーとしてMRJを世界中から信頼され、愛される航空機にしていく」と述べた。
ANAは2008年3月27日、MRJの導入を決定し、世界に先駆けてMRJを25機(うち10機がオプション)を発注した。発注後は、ローンチカスタマーとして三菱重工業が持つ最新技術をベースに、ANAが培ってきた運航・整備ノウハウを提供して、開発に協力してきた。
伊東社長はロースアウト式典で「50年ぶりの国産旅客機の開発にあたり、様々な苦労を乗り越え、ロールアウトという節目を迎えたことに、心から感謝と敬意を表する。ANAが待望の国産ジェット機、MRJを世界で最初に受領し、運航できることは、光栄なことで、このMRJがANAグループの一翼として、利用者やプロジェクトに関わった多くの人たちの夢を乗せて、大空に羽ばたく姿を、今から心待ちにしている」と述べた。
ANAへのMRJ初号機の引渡しは2017年第2四半期の予定。