米国の自動車最大手、GMは10月15日、2014年第3四半期(7-9月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は第3四半期としては、1980年に次いで多い244万9595台。前年同期比は2%増だった。
国別の実績では、中国が前年同期比14%増と好調。米国も第3四半期、前年同期比8%増と伸びた。2大市場での好調さが、世界販売の増加につながった。
とくに中国では、高級車のキャデラックブランドが、前年同期に対して、63%の大幅増。シボレーブランドも北米で、9%増と伸びた。ビュイックブランドは、全世界で7%の増加。
また中国では、2年連続で年間販売台数が300万台を超える見通し。GMは2014年の中国新車販売について、過去最高だった2013年の316万台に届くと予想する。
GMの2014年1-9月の世界新車販売台数は、前年同期比2%増の737万1743台。GMのメアリー・バーラCEOは、「中国と米国の成長が、第3四半期の好調な世界販売につながった。オペルの市場シェアも堅調に増加」と述べている。