フォルクスワーゲングループジャパンは電気自動車(EV)『e-up!』を2015年2月1日、同『e-ゴルフ』を2015年半ばから販売を開始すると発表した。
VWジャパンの庄司茂社長は、「あくまでも既存のモデルにこだわっている。特別なデザインのものではなく、すごく当たり前のようにゴルフにもEV、up!にもEVという考え方」と、国内外のEVモデルとの違いを語る。
また「今までのEVといえば、専用のモデルしかなくて、お客様はそれに合わせて乗らなくてはいけなかった。しかし、もうお客様はバッテリーがあるから床が高くなってしまうということはない。荷台も小さくないし、ついきのうまでup!やゴルフを使っていた方もなんのストレスなく乗れる」とも解説。
さらに「お客様がまずはup!もしくはゴルフを選ぶ。そこで電気にするか、ガソリンエンジンにするかという発想、全然考え方が違う。乗ったらup!、乗ったらいつものゴルフ。EVだから挙動がおかしいとか、例えばe-up!は200kg弱重くなっているが、それは全く感じない、軽やかに走る」と述べた。
その一方で、「コストが安く済むから車体は同じもので違うパワートレーンを積めるようにするという考えはない。EVにできるように我慢してガソリン車を造っているわけでもない」と強調した。