フォルクスワーゲングループジャパンは電気自動車(EV)『e-up!』を2015年2月1日、同『e-ゴルフ』を15年半ばから販売を開始すると発表した。このうちe-up!の価格は366万9000円。国の14年度の補助金制度が適用されると実質294万円になるという。
VWジャパンの庄司茂社長はe-up!の価格について「我々すごくこだわった」とした上で、「up!が149万円からある中で、倍の300万円は絶対に超えたくなかった」と明かした。
ただ、e-up!の納車そのものは15年半ばから開始されるので、2014年度の補助金制度は受けられないのが現状。しかし15年度も同水準の補助金が維持されれば300万円の大台割れは期待できそうだ。
一方、e-ゴルフの価格は現時点では未定だが、正本嘉宏マーケティング本部長は「400万円台後半を予定している。政府の補助金適用後の価格は国産のEVやプラグインハイブリッドの価格帯にがっちりと食い込む、競争力の高い価格を実現する」とコメントした。