スズキが10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14でワールドプレミアした新型『ビターラ』。同車の公式映像が、配信されている。
ビターラの車名は、およそ25年前の1988年、欧州市場に投入された初代『エスクード』の現地名。新型ビターラは2013年秋、フランクフルトモーターショー13に出品された『iV-4コンセプト』の市販版。ひと目でスズキのSUVと識別できるデザインを採用する。ボディサイズは、全長4175mm、全幅1775mm、全高1610mm、ホイールベース2500mm。
欧州仕様のエンジンは、ガソリンとディーゼルで、ともに1.6リットル直列4気筒。ガソリンは最大出力120ps、最大トルク15.9kgmを発生。ターボディーゼルは、最大出力120ps、最大トルク32.6kgmを引き出す。トランスミッションは、ガソリンが5速MTと6速AT。ディーゼルは6速MT。
オプションで、「オールグリップ」と呼ばれる最新の4WDシステムを用意。路面の状態や走行シーンに応じて、オート、スポーツ、スノー、ロックの4モードが切り替えられる。なお、最低地上高は185mm。
新型ビターラは、スズキのハンガリー工場において、2015年初頭から生産され、欧州市場で発売された後、世界市場へ投入予定。スズキの新しい全天候型グローバル小型SUVの姿は、動画共有サイト経由で見ることができる。