10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14。英国の高級SUVメーカー、ランドローバーのブースの主役は、新型車の『ディスカバリー スポーツ』だった。
ディスカバリー スポーツは、次期『ディスカバリー』の派生車種のひとつ。次期ディスカバリーでは、複数の派生車種が用意されるが、最初に登場したのが、ディスカバリー スポーツ。『レンジローバー』ファミリーに、『レンジローバー スポーツ』が設定されているのと、同じ関係になる。
ディスカバリー スポーツは、小型プレミアムSUVの分野で、最も機能的なモデルを目指して開発。その一例が、コンパクトSUVでありながら、3列シート仕様が用意されること。ランドローバーが「5+2」と呼ぶ3列シートは、クラスをリードする多彩なアレンジを可能にした。
また、高級SUVらしいラグジュアリーなインテリアを追求。フルパノラマルーフなどが特徴になる。外観のデザインは、逞しさと前衛さを表現したもの。ランドローバーは、「このデザインが、次期ディスカバリーファミリーの基本」と説明する。
欧州仕様のエンジンは、ガソリンが2.0リットル直列4気筒ターボ。ディーゼルは2.2リットル直列4気筒ターボとなる。ランドローバー伝統の悪路走破性も、高いレベルで実現。
パリモーターショー14のプレスカンファレンスには、ランドローバーのデザイン・ディレクター兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのゲーリー・マクガバン氏が登壇。「既存の顧客だけでなく、これまでランドローバー車を検討したことのない顧客にもアピールするだろう」とコメントしている。