米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは9月23日、フォルクスワーゲンに新型デュアルクラッチトランスミッション用部品を供給すると発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。
ボルグワーナーがフォルクスワーゲンに供給するのは、フォルクスワーゲンが新開発した「DQ400e」と呼ばれるデュアルクラッチトランスミッション用の部品。ハイブリッド車用で、2014年に、フォルクスワーゲン『ゴルフ』とアウディ『A3 e-トロン』に搭載される予定。
ボルグワーナーは、このデュアルクラッチトランスミッションの、3つのクラッチをフォルクスワーゲンに供給。モーターからの駆動力の接続と切り離しを、スムーズに行えるのが特徴。
ボルグワーナーのトランスミッション部門のロビン・ケンドリック社長は、「最近の世界のトランスミッションの設計には、小型化、シフトクオリティの向上、耐久性の向上が求められている」と述べた。