欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンと上海汽車の中国合弁、上海フォルクスワーゲンは8月29日、中国で開幕した成都モーターショー14において、新型車の『ラマンド』(中国表記:『凌渡』)を初公開した。
フォルクスワーゲンは2014年4月、北京モーターショー14に『ニュー・ミッドサイズ・クーペ』を出品。今回発表されたラマンドは、ニュー・ミッドサイズ・クーペの市販版となる。
ラマンドは、4ドアサルーンと2ドアクーペを融合した新たな4ドアクーペ。フォルクスワーゲンは『パサート』の4ドアクーペとして、『CC』を用意。この下に位置する新型4ドアクーペがラマンド。車格的には、『ジェッタ』の4ドアクーペに位置付け。
ダイナミックなデザインが特徴のボディは、スタイリッシュな雰囲気。室内は、大人5名がくつろげる充分な空間を追求。トランク容量は500リットル(VDA計測法)を確保した。
ラマンドには、フォルクスワーゲングループの最新車台、「MQB」を採用。エンジンは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」で、最大出力220psを引き出す。ラマンドは2014年11月、中国市場で発売される予定となっている。