ロシア自動車最大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」は8月28日、ロシアで開催中のモスクワモーターショー14において『ベスタ WTCC コンセプト』を初公開した。
アフトワズは、1966年に設立されたロシアの老舗自動車メーカー。2012年5月には、ルノー日産の傘下に入り、ルノー日産のロシア戦略の重要な担い手となっている。
8月27日、モスクワモーターショー14では、新型4ドアセダン、『ベスタ』のプロトタイプ車を初公開。その翌日の8月28日、同車の次期WTCC(世界ツーリングカー選手権)レーシングカーを示唆した ベスタ WTCC コンセプト が、早くもデビューを飾った。
アフトワズの乗用車ブランド、ラーダは現在、WTCCを『グランタTC1』で戦っている。2015年、ベスタ の市販車の発売に合わせて、WTCCマシンをベスタ・ベースに変更する。
ベスタ WTCC コンセプト は今後開発を進め、2015年シーズンのWTCCに実戦投入される予定。モスクワモーターショー14の会場では、ロブ・ハフ選手とジェームズ・トンプソン選手が、ベスタ WTCC コンセプト を披露している。