米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズは8月12日、欧州における急速充電ステーション、「スーパーチャージャー」の拠点数が50か所に到達した、と発表した。
スーパーチャージャーは2012年9月、テスラモーターズが米国カリフォルニア州に導入した急速充電ネットワークの名称。テスラの新型EV、『モデルS』の顧客が、外出先で充電するための充電ステーションとして開発された。航続距離に課題があるEVに、画期的な解決策を提示したのが、スーパーチャージャー。
スーパーチャージャーでは、モデルSの充電は、およそ20分で完了する。充電にかかる料金が無料という点も、スーパーチャージャーのメリット。
テスラモーターズは2013年8月、モデルSのノルウェーでの発売に伴い、スーパーチャージャーをノルウェーに設置。これが、欧州での最初のスーパーチャージャーだった。
以来、同社は、欧州全域にスーパーチャージャーを拡大展開。8月12日、フランス・ナルボンヌに開設されたスーパーチャージャーが、欧州で50番目の拠点となった。同社は、「今後も、欧州でスーパーチャージャーを拡大していく」とコメントしている。