【アジアクロスカントリーラリー14】三菱 アウトランダー PHEV、2年連続の完走&クラス優勝ねらう

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アジアクロスカントリーラリー14
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昨年、三菱『アウトランダーPHEV』が初チャレンジし見事に完走、シリーズ優勝を果たすことに成功した「アジアクロスカントリーラリー」に、今年も出走することになった。

昨年同様、チームは日本のツーアンドフォーモータースポーツ。ドライバーも青木孝次選手、コ・ドライバーはタイ人のワッティチャイ・ティタラ選手が継続。今年のコースはタイのパタヤをスタートし、カンボジアのプノンペンまでの約2000kmが予定されている。

昨年は完走は果たしたものの、初挑戦ということでいろいろな課題が残っていた。今年はその課題を解決しての挑戦となる。昨年仕様のアウトランダーPHEVが抱えたもっとも大きな問題は、ロードクリアランスであった。予想以上に降った雨とラリーを走る他車や、道路を使用する耕耘機などの影響もあり、大きくえぐられた路面ではSUVのアウトランダーPHEVといえども、アンダーフロアが路面に接触してしまい、トラクションが得られないことがしばしば。

今年はその経験をもとに、最低地上高を45mmアップする万全の体制をとった。この地上高アップに伴い、バッテリーは50mmのアップ、燃料タンクは45mmのアップ、ボディ全高は25mmのアップとなっている。こうした改良が行われながらも、ヒップポイントは昨年と変わらない数値を実現。ドライバーの感覚を活かせるようになっているという。

昨年仕様のアウトランダーPHEVもそうだったのだが、モーター関係はすべてノーマルのまま。この状態で悪路を走り、深いウォーターハザードを克服してきているので信頼感は抜群。

今年はカンボジアでの高速コースが予想されるため、リヤゲートやボンネットの樹脂化や内装の軽量化などを施したほか、リヤサスペンションアームの強化などが図られ、完走&クラス優勝はもちろん、総合順位を高めることも視野に入れられている。

アジアクロスカントリーラリーは8月9日に車検、プロローグラン、セレモニアルスタートが行われ、8月15日にゴールの予定。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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