フォードモーターの中国法人、フォードチャイナは7月7日、6月の中国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、8万7783台。前年同月比は17%増と、大幅増を保つ。
フォードモーターの中国合弁には、乗用車の長安フォード(CAF)と、商用車の江鈴汽車(JMC)の2社がある。
長安フォードの6月実績は、前年同月比23%増の6万7187台と、引き続き好調。販売の主力は、2012年4月に発売された現地生産車の『フォーカス』。6月は、前年同月比7%増の3万3614台を販売。『モンデオ』は168%増の1万0044台と大幅な伸び。
また、江鈴汽車の6月実績は1万9012台。前年同月比19%増と伸びた。こちらは、商用車の『トランジット』が、販売の主力。
フォードモーターの2014年上半期(1-6月)中国新車販売は、前年同期比35%増の54万9256台と新記録。同社は2013年、中国で93万5813台と、過去最高の販売を達成。前年実績に対して、49%増と大きく伸びた。
フォードチャイナのジョン・ローラー会長兼CEOは、「上半期の力強い販売結果は、中国における成長計画の加速が成功を収めている証。今後も販売ネットワークや生産能力を強化し、中国の顧客が求める高品質で安全、燃費に優れる車を届けていく」とコメントしている。