英国のUKIPメディア&イベント社は6月25日、「パフォーマンスエンジン2014」を発表した。フェラーリ『458イタリア』の4.5リットルV型8気筒エンジンが、2年ぶり3度目の栄冠を手にしている。
「エンジンオブザイヤー」はクルマの心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、今年が16回目。5月時点で少なくとも世界1か国以上で販売されている車種のエンジンを対象に、世界34か国82名のジャーナリストが投票する。その部門賞がパフォーマンスエンジンで、とくに力強さや回転フィールなどに重点を置いて、審査が行われる。
パフォーマンスエンジン2014の結果は以下の通り。
1:フェラーリの4.5リットルV8(289点)…458各車
2:フェラーリの6.3リットルV12(220点)…F12ベルリネッタ
3:マクラーレンの3.8リットルV8ターボ(136点)…650SとMP4‐12C
4:ポルシェの3.8リットル水平対向6気筒ターボ(107点)…911ターボ
5:ポルシェの3.8リットル水平対向6気筒(95点)…911カレラ/GT3
6:BMWの3.0リットル直6ターボ(83点)…M3とM4
フェラーリ『458』各車の直噴4.5リットルV型8気筒ガソリンユニットが、2年ぶり3度目で同賞を獲得。前回1位の『F12ベルリネッタ』の6.3リットルV12が、今年は2位。フェラーリエンジンに対する評価が高い。
受賞を受けて、フェラーリのパワートレイン部門を統括するVittorio Dini氏は、「フェラーリにとって素晴らしい結果。とくに『458スペチアーレ』用の4.5リットルV8は、顧客が期待する鋭いパフォーマンスを備える」とコメントした。