au版の格安SIM、山手線でつながりやすさを実測チェック

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新宿駅での速度結果。下り23.91MbpsならWebブラウジングにもまったく支障がないなかなかの通信速度といえる
  • 新宿駅での速度結果。下り23.91MbpsならWebブラウジングにもまったく支障がないなかなかの通信速度といえる
  • 速度調査に使用するmineoのSIM+端末セットの「DIGNO M KYL22」。速度調査アプリは「RBB TODAY SPEED TEST」を使用
  • 下り16.41Mbps/上り7.18Mbpsという結果となった池袋駅。電波強度も平均-91dBmと若干弱かったのが原因か
  • 今回の速度調査で最高速度を記録した上野駅。平均-73dBmと池袋駅よりも電波のつかみがよかったからなのだろうか
  • 電波強度はほぼ上野駅と変わらない平均-78dBmだが、速度は下り16.02Mbps/上り7.38Mbpsという結果に
  • 主要6駅のワースト速度を記録した品川駅。しかし、YouTubeの動画視聴などもまったくカクつくことなく楽しめる
  • 渋谷駅、山手線ホームでの計測結果。上りも下りも申し分のない速度が得られている

 auのLTE通信網を利用したケイ・オプティコムのモバイルサービス「mineo(マイネオ)」。前回、端末へのセットも含めたファーストインプレッションをレポートしたが、気になるのはその通信速度と電波のつながり具合。mineoは3G回線の利用は音声通話のみで、データ通信はauの4G LTEネットワークでの利用となっているが、LTEをつかまない箇所はどの程度あるのか? 今回は平日の山手線主要6駅での速度調査と、山手線内でのつながり調査を行った。

■使用端末および通信速度測定アプリ

 速度調査に使用する端末は、京セラ製「DIGNO M KYL22」。mineoのSIMとセットで購入可能な端末で、プランは「データ通信+音声通話」のデュアルタイプ。通信速度測定には「RBB TODAY SPEED TEST」を使用した。平日の山手線(外回り)を新宿からスタートし、主要駅である新宿駅、池袋駅、上野駅、東京駅、品川駅、渋谷駅のホーム6カ所でデータ通信速度の調査を行った。結果は以下の通り。

■通信速度テストの結果(Mbps)

・新宿駅:下り23.91/上り12.48 10:40頃
・池袋駅:下り16.41/上り7.18 11:00頃
・上野駅:下り27.97/上り14.83 11:20頃
・東京駅:下り16.02/上り7.39 11:30頃
・品川駅:下り12.92/上り9.13 11:50頃
・渋谷駅:下り19.04/上り11.03 12:15頃

 主要6駅の実測平均で、下り19.38Mbps/上り10.34Mbpsとなり、まずまずの結果と言える。

■移動時のLTEのつながり度

 主要駅間の移動時も、LTE回線をチェックするためにWebブラウジングやYouTubeなどの動画視聴を行ったが、特にもたついたりカクついたりすることもなくストレスフリーで楽しむことができた。auは2014年3月14日時点で、800MHz帯における4G LTEの実人口カバー率99%を実現したとしており、計測を行った山手線内では圏外になることはなかった。アンテナ表示も4本から3本を行ったり来たりすることがほとんど。鶯谷駅付近でアンテナ表示が一瞬1本になったが、すぐに4本に回復。都心部などのLTEエリア内であれば、毎月の料金を抑えながらも、通信速度や圏外といったストレスを感じることなく十分に利用できるだろう。次回は、都心の人が多く集まるスポットで調査し、そのレポートをお届けする。

MVNO「mineo(マイネオ)」は快適につながるか?山手線編

《浅井英彦@RBB TODAY》

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