アキュラの入門セダン ILX 、米国で2015年型…ハイブリッド廃止

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アキュラ ILX
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ホンダの高級車ブランド、アキュラが主に北米市場で販売している入門セダン、『ILX』。同車の米国向け2015年モデルでは、ハイブリッドが廃止されることが分かった。

アキュラILXは2012年2月、シカゴモーターショー12でデビュー。ホンダ『シビック』をベースに開発されたアキュラブランドの新たな入門車。シビックのメカニズムをベースにしながら、専用デザインのボディが与えられる。

アキュラブランドの市販車としては、初のハイブリッドが設定されたのも、ILXの大きな特徴。1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムは、北米向け『シビックハイブリッド』用がベース。エンジンとモーターを合わせて、最大出力111ps、最大トルク17.6kgmを引き出し、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地14.9km/リットル、高速16.2km/リットルを実現していた。

6月17日、アキュラはILXの2015年モデルを米国で発表。ラインナップは2.0リットルと2.4リットルの直列4気筒ガソリンエンジン搭載車だけとなり、ハイブリッドが廃止された。

アキュラは、米国でのILXのハイブリッド廃止の理由を公表していない。ただし、ILXのハイブリッドの2014年1-5月米国新車販売は、前年同期比68.9%減の227台にとどまった。ILX全体の1-5月実績の前年同期比19.4%減の7429台に対して、大幅な減少。販売不振がハイブリッド廃止の理由と推測される。

《森脇稔》

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